愛しているとは何かを考え続けている中で出た、一つの答え。
どんな幸せもいつかは覚める。
分かっていても、今は浸りたくて。
「好き」だとは言えない、思うこともはばかれる。
それでもこの気持ちを形にするとしたら。
夏は「生」が眩しいけれど、その分「死」の影も濃い。私はそんな絶頂で消えるように死にたい。
頭の中では絶えず思考が巡っていて、
それらは輪郭をあらわにしないまま
反発しあったり、混ざって溶けていったりする。
刹那的に消えてしまうけれど、
私の心に重力を与えたという事実だけは消えることがない。
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